2017年02月11日

意味付け

このツイートを見て、わ〜〜!! って思いました。

震災に意味付け やめて
https://twitter.com/CybershotTad/status/829488750828756994

以前、何かの手違いで「親に感謝、親を大切にしないとダメ」っていう主張の人と対談することになって、当日になってお互いに「え?」「え?」みたいになったことがありました。
私が「母親の『膜』の中で生きることを強要される娘の苦しさ」について語ると、その方は「でも、田房さんはお母さんのことを書いて本出してるじゃない!よかったじゃない!」って言うんですね。
私は「そういうことじゃなくて」って説明するんだけど、その方は最後まで「田房さんのお母さんは、田房さんが作家になれるように鍛えてくれたのよ(自立を促すためにわざと嫌がらせっぽく見えることをしていた、ネタを提供してくれた)!」って言ってました。
口 あんぐり でした。

あんまりないけど、過去に数回、そういうことを言う人に会ったことがあって、私はもともと漫画家になりたかったし、デビューした時はぜんぜん違う漫画を描いていたし、30歳に入って自尊心回復作業をやりまくってやっと単行本を出せたと自分で思ってるんですよね。
幼少期と10代20代の30年間でとことん自尊心を破壊され続けて、大人になって自力で回復作業をしないといけなかった。そこの部分を、他人から「小さい頃から破壊されてたおかげで、今そうなったわけなんだからよかったじゃない」って言われるって、すごいことなんですよね。心外だし侵害だし、超失礼…。
私の中では、「最初から破壊されてない状態」でも同じ結果だったとしか思えないし、なんていうか結果がどうっていうんじゃなくて、親が子の自尊心を無自覚に破壊するようなことは、ないほうがいいに決まってる、わけなんです。
自分でそれを「なかったことにしている」時期は本当につらかった。その時期は私も自分で『意味付け』をしていた。「親はきっと私を思ってそういうことをしてくれているんだ」と思おうとしたり、いちいちストーリーを作って自分を誤魔化していた。
だけど自分の「つらい」って気持ちに寄り添って、自分の身にはこういうことが起ったんだと認めて、それを立て直すのは自分しかいないんだって分かったところで、やっと回復作業を始められるわけなんですよね。

親にこういうことをされた! ってエピソードを書くことによって「私は悪くない」ってことを書きたいわけじゃなくて(だってもうとっくのとうに「私は悪くない」なんてこと分かってるんで)、「こういうことはないほうがいい」ってことを書いてるわけです。

だからこの記事を読んで、わあああ、同じ気持ちだ…! って思いました。

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ブランシュシュさんに、私のインタビューが掲載されました〜

「親を嫌い」って言っちゃダメですか?
http://www.blanchechou.com/interview/tabusa-01/
posted by tabusa at 05:47| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする