2010年03月23日

40年のシコシコ・模索舎

昨日の模索舎イベント、かなり遅くに行った。
無理をしてでも最初から行けばよかったと後悔

前日に、中村うさぎ出演のDOMMUNE(※DOMMUNEは凄い!アツい!)で聞き手役をしていた五所純子さんという作家の人が、模索舎トークイベントにも出演していた。五所さんは「ルーチェとルッチョラ」という言葉を頻繁に使用していた。

私はその言葉を知らず、「表現者とそのプロデューサー」という意味かなあ?と思ったのだけど、他にも「インテアシー」とか知らない用語多用しまくっていて、面白かった。
他のコメンテーターの人(イタリアに詳しい男性)も、イタリアの書店事情について語る際、イタリアで有名な本屋さんの名前(ファレッリ?とかそういう感じの)だけをネイティブイタリア語発音で言っていた。しかもその本屋の名前を5秒に1回くらいの割合で多発しまくりながら話していた。吉本芸人がいたら「おま、それ言いたいだけやろ!」とツッコまれそう、と思った。
でも、シーンとして聞く。

五所さんは美人でファッショナブルで桃井かおりみたい、そういう人が「ルッチョラ」とか謎の言葉で話す。
正直、なんの話をしているのか、それぞれがどういう考えを持っている人なのかほぼ分からなかった。だけどそれがまたよし、という思いも感じつつ聞く。

そしたら一人のおばあさんが手を挙げ、「話させて!」と言って前に出てきてマイクを持った。
そして「何を言ってるのか難しくてよく分からなかった」と言った。

ワー!

おばあさんは「模索舎を存続させたいなら行動するのがいい」と言った。「今の若い人は、ネットで満足してるとか言われてるけどそんなことない。こういうイベントに来ると、若い人はものすごくよく喋る。本当によく喋るんです。人間だからネットなんかじゃなくて、コミュニケーション取りたがってる」

「だからどんどん会って喋って、行動したらいい」
と言った。
長い白髪のおばあさんが言うとやけに重みがあった。

本屋さんとして頑張るなら「ジュンク堂へ行ってみるといい。あそこは立ち読みどころか、座って本が読めるようになっている。読んで買わずに返しても、店員さんはいやな顔ひとつしない。お客さんにすごく親切で、だからすごく急成長している。お客さんを増やしたいという目的があるなら行動するのが一番いい」と言っていた。

おばあさんの話は分かり易く、うなずけた。
拍手をしようとしたら誰もしなかったので、私は手を引っ込めた。

そのおばあさんの主張に対してコメントを求められた五所さんは、ちょっと間を置いたあと(この間もすてき)
「私も、ジュンク堂は好きですよ。作家の陳列が男女別になってなくて。」
と言った。
ワオ!と、今の話にそう返すか! とシビれた。

そのあと五所さんはまたルーチェとルッチョラの話をしていたように記憶する。おばあさんは、それをどう聞くのかな?と思っておばあさんのほうを見たら、なんか帰り支度を始めていて聞いてない様子だった。
おばあさんも五所さんもアツすぎた。
拍手くらいしろよ、自分。と思った。

物販コーナーに行き、五所さんの著書「スカトロジー・フルーツ」即買う。
帰りに読んでみたけどマジでよく分からなくて、自分とは全く違う世界すぎて、本気で全然分からず、その分からなさにまた酔いしれた。


帰り、友人の家に行く用があったので、友人に「ルーチェとルッチョラって何」って聞いたら「なにそれ」って言われた。その場でネット検索してくれたけど、「車の名前みたいよ。それかイタリアンのお店?」という返答があった。たぶん違うと思う…。

「本当にルッチョラ?」と何度も聞かれ、「絶対にルッチョラだ、ここにメモったから」と、メモを見せたりなど、20分くらい有意義な問答したが、最後までわからなかった。

模索舎のイベントがあったら絶対に行くし、今日はDOMMUNEに五所さんが出るので仕事をしながら見る。そして今度こそ、拍手をしたいときには堂々とするんだ。
posted by tabusa at 15:03| イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする