2010年02月11日

エア誰か

ず〜っと家にいてネットやってると、人間同士ってこのままバーチャル上の付き合いのままでもけっこう平気なんじゃないかなーって思えてくる。こういうのもあるし…
※エロゲー映像↓(上のはちょっとしたあえぎ声が出ますので注意です。下のは大丈夫です)






けど、ひさしぶりに友達や知らない人に会うと、わーわーわわ〜exclamation×2 やっぱナマで人間と話すってなんかスゲーあせあせ(飛び散る汗)exclamation×2って思う。冷凍食品・レトルト食品を食べ続けたあと、新鮮な甲羅ガバッと開けてそのままカニミソズルズルって食べる感じ。クセもあるけど目がチカチカするような感覚への刺激!



昔、バイト先で出会ってそこでは仲良くしてたけど、やめてから会ってない人って無数にいる。
最近仲良くなった女性で、昔のバイト先にいた人に顔がソックリな人がいて、会うたびに「ソックリだなあ」って思う。声も喋り方も似てるし、だからバイト先の人と再会してるようなそういう気分になるときもちょっとある。
あと、名前が同じってだけで、もう会わなくなった昔の知り合いを重ねたりすることもある。

わたしのははおやはすごいひとで、すごいっていうのは、かかわってるとわたしのフトコロどころかセキズイのほうにはいりこんできて、あちゃこちゃするようなひとなので、つきあうのをやめた。わたしはそれ(つきあうのをやめたこと=ははおやをひていすること)がものすごくつらくって、やっぱははおやのことをすきなのだと思うのだけど、きらわないとははおやはわたしのセキズイをしんしょくしてわたしといったいかしようとするわけです。

わたしには、ははおやはいなかった
と思うしか道がなくなってしまった。
世の中では「親孝行したいときに親はなし」とよく言うけど、それを全部の親子に言うのは無理がある。いるのにいないことにしないと、正常≠ェ保てない、一緒にいることによって異常≠ノなってしまう関係の親子もあるってことが、世間的にないことになってるのがちょっと疑問。

ははおやがいるのにいないとする喪失感を埋めるため、自分と同じような状況になっている人を探した。めっちゃくちゃたくさんいた。その人たちは、「ははおやに代わる人」を自分で見つけていた。恋人とか友達とか知り合いとか年上の女性とか。

そう考えると、わたしは今まで、たくさんの女友達にははおや代わりをしてもらって、生きてきたってことに気づいた。超仲いいあの人、昔から友達のあの人、ちょっとだけ会ったことあるあの人、みんな「時には永子ちゃんの母」を自然にやってくれてて、それで自分はやってこれたんだって思った。
泣いた。
そういう、仮のははおや≠、わたしは心の中で「エア母」(えあはは・姿のない母)て呼ぶようになった。わたしのほうも、ずっと一人にエア母をやってもらうんじゃなくて、いろいろ場面ごとに、分散していろんなエア母に、ははの愛をもらっていた。


バイト先で会ったAさんと、最近出会ったBさん、二人は似てるから、Bさんと話してると無意識にAさんを思い出す。つまり、BさんはわたしにとってエアAさん≠ナもある。Aさんと会ってないけど、Aさんとの関係は、Bさんと会うことで満たされているっていうか、それで充分だと思う。 

同窓生という縁はあったけど、実際の付き合いはない人、そういう人を重ね合わせられる誰かといま付き合っていれば、それでいいと思った。

そんで、わたしのことも誰かがエア永子ちゃん≠やってくれてるんじゃないかと思うし、会う≠セけが、関係の全てじゃないって思った。
ネット上のレトルトな関係よりも、そっちのほうがよっぽどカニミソと思う。
posted by tabusa at 10:20| ノノシット関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月09日

愛と懺悔

私の実母は「愛しているから」というセリフを私(一人っ子)によく言っていました。「愛しているから」はとても便利な言葉で、事実や私の都合を捻じ曲げることができ、母の思い通りにコトが進むのでした。
幼い私が強く抗議すると、母が言うのは必ず「あんたは子供だから何もわかんないの!お母さんの言うこと聞いててなにか損したことある?! お母さんの言うとおりにしてれば全部解決するの!」と般若の顔で決まり文句を言うのだった。そうすると私は頭が真っ白になり、思考停止して母の言うとおりにするのが日常だった。

母は、ほしいものを買ってくれなかったが、私が大人になって経済的に頼らなくなってからは、プレゼントをたくさんくれるようになった。それはほぼ全て使えないものいらないもの持ってきてほしくないものであった。しかし私は「」という言葉のモト、それを捨てることができずにどんどん家に溜まっていった。

総合すると、母は私と一心同体になろうとしている感がありましたのです。私が中高生の頃、母はよく意味もなく私に対して大激怒していた。今思うと、それは私が母と同じ人間じゃない、ということに対しての不安や不満や苦しみを私にぶつけていたのだと思う。母は私の全てを取り込みたかったのだと思う。本人がそれを自覚していてくれたらまだよかったかもしれないけど、ただ私の何かしらに難癖をつけるという、不毛な格好でのやりとりであった。

私は22歳のとき、母と暮らしていると「死ぬ」と確信した。肉体に限らず、いろいろな面で私が死ぬと思いましたのです。今になって思うと、既に死んでいた、殺されていた、そこから生還するための家出をした。
それから7年間、母とくっついたり離れたりいやがったり好きになってみようしたり、かなり頑張った。しかし限界が訪れ、母と関わると(直でも電話でもメールでも手紙でも第3者越しでも夢の中でも記憶の中でも)脳の成分がおかしくなるということを認めることに成功したので、一切の関係を絶つことにした。

絶ったあともものすごい苦しみが待っていたのだけど、2年もするとだんだん落ち着いてきた。そして自分の行動を振り返ると、どこかで母に似た風情のある、いわゆる圧迫感があるイメージの女性(例:松居一代、泰葉など)に惹かれ、ブログや著書などのチェックを怠らなかった。
どこかで求めている、母の激情、それを懐かしむ気持ち。
かかわりたくはないけど、やはり私はあの女性に育てられたのだ、、、それを認めざるを得ないのだった。


そして、まあそれとは別に、私は貯金箱を見たり買ったりするのが好きで、古道具屋などがあれば入ったり、リサイクルショップやフリマなどで買い物することが多い。コレクターというわけでもなく、レア品なども詳しくなく、気に入ったら買う、という感じである。


そして、そんな貯金箱めぐりをしていたとき、ひとつの貯金箱に出会った。
これである

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かなりの衝撃を受けた………!
明朝体で書かれた「愛」を片手に持ち、威風堂々と立ちはだかるキャラクター。
即座に自分の母を思い出し、こ、、、こわい・・・!!と己のクチをおさえた・・・。

そしてこの人形が乗った台座には、
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解決アザレチャン」という謎の文字が…!
解決って・・・!!

私は半パニックの中、貯金箱を手に取り、じっくり眺めた。
右腕に下げたカゴにはなんかいろんなの入ってる… プレゼント的なものが… 
そして胸に大きく書かれた「」の文字。きっとアザレチャンのAであると思われるが、私の本名「あやの」の頭文字が「」なのである。

ですべてを解決プレゼントでダメ押し、結果的にA(あやの)を体内に取り込む…。
もう、この「解決アザレチャン」なるキャラクターが自分の母にしか見えない、そういえばなんか髪型とかも同じかんじだし…
私は、母が目の前にいるときの如く頭が真っ白になり思考停止したまま、「解決アザレチャン」貯金箱を購入していた。(500円くらいだった)

家に帰ってさらにじっくりみると、首が可動式だった。
回すと圧迫感が増して怖さが倍増、「愛」をふりかざして私の気持ちや生活をめちゃくちゃにする母の記憶が全身によみがえる。私にとってはホラー映画を見ているのと同じスリルが味わえる貯金箱となった。
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母への恨みもほぼ消えたけどやっぱ付き合うの無理。な現在、私はこの「解決アザレチャン」貯金箱を鬼子母神的な御神木的な魔よけ的なものとして、机の上に飾ることにし、日々眺めていた。

そしてそれから1週間くらい経ったある日の近所のフリマにて、おもちゃが入ったガラクタの箱を漁っていたら、クリーミーマミのストラップを見つけた。
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2頭身にされたクリーミーマミって珍しいな、と思って手に取ってみると、なんとあの「解決アザレチャン」のストラップであった。

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なんと! 驚いて即座に購入(50円くらい)

「解決アザレチャン」に猛烈に親近感が沸き始め、いろいろなところで探すようになった。そうすると意外にもけっこう見つかる上に、かなりの数のグッズが作られていることが分かり、集めるのに夢中になった。
そもそもアザレというのは、家庭訪問形式で自然系化粧品を売る会社であり、そのマルチ商法っぽさから敬遠されている感じの雰囲気も持つ、独特な会社である。この「解決アザレチャン」グッズは全て非売品で、サービスとして配られているようなので、フリマなどではたいていはまとめて100円とかで売られていることが多い。

ハンドタオル
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幸せの黄色いハンカチ
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幸せの黄色いハンカチの中袋を荒々しく破る我…
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愛らしいアザレチャンプリント有。
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アザレチャン温度計のパッケージ
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裏面
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温度計、裏は磁石でくっつく。
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今度引っ越すので、新居には是非取り付けたく思う。

2個ゲット。
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玄関と、お風呂場かしらね。

アザレチャンと関係ないアザレグッズ。(いらないのにセットになってるから買わざるを得ない)
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なぜ迷彩…

めっちゃ軽いボールペン。キラキラしてるのは、ビックリマンチョコのゼウスシールのキラキラと同じ素材。
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アザレチャンタオル
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タオルのパッケージの裏面
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タオル中身
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タオルを首にかけるとこんな感じ (かけているのはたけし招き猫)
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これも2本所有しているので、フィットネスクラブに入会した際は是非使用したい。

アザレチャンペン。
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ほがらかなピースサインがまぶしい。
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非売品、ということに重きを置くアザレ化粧品。
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アザレペンの書き味。意外と書けた。
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アザレチャンラブメッセージメモ帳。
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台座を折るとペン立てになる。
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しかし穴が小さすぎてペンがギンギンにおっ立ってしまう。
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お裁縫セット
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中は渋い
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開けるとアザレチャンまみれ
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缶の貯金箱 (缶きりで開けるタイプ)
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これも缶きりでないと金が出せない貯金箱。アザレチャンがいろんなスポーツに挑戦しているイラスト入り。もったいなくて金が入れられないよ! 
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絆創膏(大量)と、紙袋。
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他にもあるらしいのだけど、「愛の結び紐」というのが見つからない。
「愛の結び紐」について書かれているブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/lunar037/11150531.html

フリマなどで見つかるといいのだが。

しかし「解決アザレチャン」自体がもうアザレ化粧品のキャラクターとして使用されていないらしく、グッズももう生産されていないという。

以下、ネットから拾った画像

昔はこんな巨大な店頭人形があったりしたらしい。

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そして盛んに博多どんたくに参加していたとのこと
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着ぐるみ、会いたかったな…。

そして風船?みたいな人形
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これからも母に対する懺悔と自責と敬愛を込め、アザレチャングッズを見つけたときは頭真っ白で買い続けることになる自分を、私はいま受け入れ始めているのでR。
posted by tabusa at 01:43| ノノシット関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする